作業用イヤホンを有線に戻した理由|ATH-CKS550XiSを4か月使って

作業用イヤホンを有線に戻した理由|ATH-CKS550XiSを4か月使って

公開 2026-09-17 ・ 著者 マコト

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イヤホンはワイヤレスで決着がついた、と思っていました。実際、持ち歩く用途ではそうです。ただ机に向かっている時間だけは、有線に戻しました。

この記事で紹介しているのは、私が自費で購入して実際に使っている製品です。

結論

作業用に限れば、有線のほうが手数が少ない。

  • 充電残量と接続状態という、毎日発生する2つの管理がまるごと消える
  • カナル型でも深く挿し込まなければ圧迫感は出にくく、長時間つけていられる
  • 音質は「破綻しない水準」で足りる。作業中に聴くものは背景なので

ワイヤレスの利点は、机の前では効かない

ワイヤレスが解いた問題は移動の自由です。これは本物の価値で、外に持ち出すなら有線に戻す理由はありません。

ただ、作業時間に限って考えると前提が変わります。机に向かっている間、そもそも移動しない。移動しない場所で、移動のための機能にコストを払っていることになります。

そのコストは2つの形で毎日出てきます。充電残量を気にすることと、接続状態を気にすること。どちらも一回あたりは数秒ですが、作業に入る直前という一番集中を立ち上げたい瞬間に挟まるのが厄介でした。有線はここが丸ごと存在しません。挿せば鳴ります。

ワイヤレス:確認が2つ挟まる 充電残量を確認 接続状態を確認 鳴る 有線:挿せば鳴る 挿す 確認なし 鳴る
作業に入る直前の手数。ワイヤレスは確認が2つ挟まり、有線は挿せば鳴る

カナル型を「深く挿さない」で使う

ATH-CKS550XiSはカナル型です。カナル型は耳栓のように密閉するぶん遮音性が出ますが、長時間つけると圧迫感が出やすいのが弱点でもあります。

私は奥まで押し込まずに使っています。軽く収まる位置で止めると、圧迫感がかなり減ります。遮音性は多少落ちますが、作業中に完全な無音が要る場面はそう多くありません。長時間つけていられるほうが実利です。

ATH-CKS550XiSには、XS・S・M・Lの4サイズのイヤピースが付属します(公式の仕様)。下の画像は、オーディオテクニカが同じ4サイズの交換用として別売しているイヤピース ER-CKS50 の製品写真です。

黒いイヤピースが、小さいものから大きいものへ4種類、2個ずつ2段に並んでいる製品写真
交換用イヤピース ER-CKS50(黒)。大きさの違う4種類が2個ずつ並ぶ

出典:オーディオテクニカ「ER-CKS50」製品ページ

ここは相性の話でもあるので、断言はしません。ただ「カナル型は疲れるから無理」と一度で切っている人は、装着の深さを変えるだけで印象が変わる可能性があります。

音質は「破綻しない水準」でいい

作業用のイヤホンに高音質が要るか、という話。私の結論は要らないです。

作業中に流しているものは、注意の中心ではなく背景です。背景として置いたときに、一定の水準が確保されていて破綻しないこと。これが満たされていれば、それ以上の投資は作業の質に返ってきません。

娯楽で動画を見るときにも同じものを使っていますが、そちらも困っていません。作業用と割り切って買ったものが、そのまま普段使いにも回せている状態です。

私が使っているもの

オーディオテクニカ ATH-CKS550XiS を2026年5月から使っています。下の画像はオーディオテクニカ公式の製品写真で、プラグはφ3.5mmの4極ステレオミニ(L型)、コードの途中にマイク付きのリモコンがあります。

黒いカナル型イヤホンATH-CKS550XiSの製品写真。左右のイヤホン本体、コードの途中のリモコン、L字型で金色の4極ミニプラグが写っている
ATH-CKS550XiS(ブラック)。コードの途中にリモコン、先端にL字型のプラグ

出典:オーディオテクニカ「ATH-CKS550XiS」製品ページ

マイク付きリモコンについては、公式の製品ページに次の説明図があります。

オーディオテクニカの説明図。上はイヤホン本体の内部のドライバーを見せた画像と「過渡特性に優れたφ9.8mm SOLID BASS HDドライバー」の文字。下は「マイク付きリモートコントローラー 耳元で音楽・動画、通話の操作ができる」の文字と、話す人と再生・一時停止のアイコン、イヤホンを着けた横顔の線画でコードの途中のリモコンを示している
公式の説明図。φ9.8mmのドライバーと、耳元で操作するマイク付きリモコン

出典:オーディオテクニカ「ATH-CKS550XiS」製品ページ

選定で見たのは有線であることと、価格帯として気軽に買い直せることでした。作業用の道具は壊れたときに悩まず替えられるほうがいいので、ここに高い金額を積む理由がありませんでした。

向く人・向かない人

向く人 向かない人

作業に使う機器にイヤホン端子があるかも、買う前に見ておくところです。ATH-CKS550XiSは3.5mmのプラグなので、端子ごとのつなぎ方は下の図のとおりです。

ATH-CKS550XiSのプラグ φ3.5mm 4極ステレオミニ(L型) 機器の端子:3.5mm イヤホン端子がある 例:多くのノートPC・Mac そのまま挿す 機器の端子:USB-C 端子だけ 例:iPhone 15以降、端子のないAndroid・iPad USB-C → 3.5mm 変換アダプタを挟む 機器の端子:Lightning 端子だけ 例:iPhone 7〜14 Lightning → 3.5mm 変換アダプタを挟む マイクも使うなら、アダプタのマイク対応を確認する
3.5mmプラグの有線イヤホンは、機器の端子によってそのまま挿すか変換アダプタを挟むかが分かれる

外に持ち出す作業環境をどう組むかという意味では、MacBook AirのUSB-A問題をハブで解決した話と対になる道具です。どちらも派手ではなく、作業が止まる瞬間を1つずつ消すタイプの買い物でした。

よくある質問

今から有線イヤホンを買う意味はありますか?

作業用に限れば十分あります。ワイヤレスの利点は移動の自由ですが、机に向かっている時間はそもそも移動しません。逆に充電残量と接続の管理コストは毎日かかるため、据わって使う用途では有線のほうが手数が少なくなります。

カナル型は耳が痛くなりませんか?

装着の深さで変わります。奥まで押し込まず、軽く収まる位置で止めれば圧迫感は出にくくなります。長時間つけるなら、遮音性を最大化しようとしないほうが結果的に楽です。

作業用イヤホンに高い音質は必要ですか?

必要ありません。作業中に聴くものは基本的に背景なので、破綻がなく一定の水準が出ていれば足ります。音質を上げるより、長時間つけていられるかのほうが効きます。

ワイヤレスと有線、両方持つ意味はありますか?

あります。持ち歩きと移動中はワイヤレス、机に向かう作業時間は有線、と用途で分けると、どちらの弱点も踏まなくなります。作業用を有線にしても、ワイヤレスを手放す必要はありません。

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